長男出産2 [たいちの産まれるまで:出産記]
午前2時、助産婦さんにピンクの紙っぽい素材の服を渡され着替えて陣痛室へ。陣痛は約5分間隔。この時他の陣痛の来た妊婦さんが到着。同じ部屋へ。カーテンで仕切られているので顔は見えないが、仲間が増えて心強い。
午前2時30分、何度となく陣痛の波を越えたところで思い出した!前回いきみ逃しの時手や足のかかとでおしりを押さえてて大変だったから、今回はテニスボールを持ってきていたんだった! 陣痛の合間を見てボールを取り出し、よーし次に波が来たら使うぞと握りしめる。来たー!すかさず座っていた椅子とおしりの間にボールを入れる……痛い よけいに痛かった。期待してただけにガッカリ。私には合わなかった。パパが波が来る度に腰を押しながらさすってくれる。そっちのほうがずーっと効く。おかげでだいぶやわらいだ。
午前2時40分、内側から押されるような感覚が来ていきみたくなったのでナースコールを押し分娩室に移動し内診してもらう。「もう8センチ開いてるわよ、このまま産みましょう!」と言われる。痛みのない陣痛の合間をぬっての移動だったので、パパさんにろくに挨拶もせず来ちゃって悪いなぁと思っていた。(立ち合いの予定はなし)
夜中なので人が足りないのか新生児室で泣く赤ちゃんのお世話をしながらお産の準備をしてくれる。全開大になるまでいきんではいけないので「後何回かいきみ逃したほうがいいの?」と聞くと、「う~ん、じゃあちょっといきんでみましょうか」と言われ、陣痛が来た時いきんでみると、ぐ~っと下りてくる感触とともにバシャッと破水。「もう全開になったわよ、頭がここまで来たよ~、順調順調!だからさっきすぐお産になるって言ったでしょ。私が夜勤の日は安産が多いのよ~」と満足げな助産婦さん。経産婦だからかあまり指示が出ない。「いついきんだらいいの~?」「先生が来るまで好きなときに長~くいきんでて!」 「え~っ!?」でもいきみを逃すより力を入れてる方が楽なので自分のペースでいきみつつ先生を待つ。
午前3時頃、先生到着。上の娘たちとは違う産婦人科だが、お産の時先生がギリギリに来るのはどこでも一緒なのかな。会陰切開を極力しない先生みたいでちょっとずつ頭を出してくれる。いきむときに目をつむってしまって「頭出てきたよ、ほら見て見て~!」と言われ下を見ると、くしゃくしゃの顔が見える!よし頑張るぞ!肩が出たら後は一気にズルズル~っと出てきた赤ちゃん。産声があがりやっとホッとする先生がお腹に乗せてくれた。そのまま口元にマイクを置いて産声の録音(BGMこんにちは赤ちゃん)後でMDにしてくれた。
へその緒を自分で切るか聞かれたので、部屋の外で待ってるパパさんを呼んでもらった。こわごわと切っていたが、こんな経験二度と出来ないからいい経験だったと思う。(手術シーンが苦手な人なので本音は分からないが)
胎盤が出た後、会陰切開はしなかったけど少し裂けてしまったそうで、縫うほどではないので医療用ホッチキスでパチンパチンと2カ所とめられた。痛みはあまりなかった。
分娩台ではなくすぐ隣の陣痛室に歩いて移動し、2時間ほど休む。
2008.11.5 午前3時6分 長男誕生 分娩時間3時間12分
まだふやけてる感じ
お姉ちゃん達と
退院時の写真
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